- 試験対策・まとめ情報です。情報については要点を中心に記載しているので説明不十分な点があります。教科書と合わせてご活用ください。試験にでそうな情報についてはコメントいただけると嬉しいです。
- 前立腺癌ガイドライン2016年版、PDF版、2018年アップデート情報あり
- 腎癌ガイドライン2017年版、PDF版、2019・2020・2022アップデート情報あり
- 膀胱癌診療ガイドライン2019年版、PDF版、2020・2021アップデート情報あり
- 腎盂・尿管癌ガイドライン2014年版
*泌尿器科学会ガイドライン一覧にアップデート情報あり。 - 放射線治療計画ガイドライン2020年版-泌尿器
目次
前立腺癌
- 出題は直近5年で17回(2017-46/47/50/51, 2018-43-45, 2019-45/47/48/50 2020-38/39/40, 2021-45/49/50)
- 監視療法(active surveillance)
- 適応
PSA ≦ 10ng/mL,臨床病期≦ pT2,陽性コア数≦2本,
Gleason スコア≦6,PSA 濃度(PSAD)<0.2あるいは<0.15ng/mL/mL。 - 治療開始基準
3〜6ヶ月の直腸診とPSA、1〜3年毎の前立腺生検。
GSあるいは陽性コア数の増加、臨床病期の進行が治療開始基準。
PSA 倍加時間(PSADT)やPSA 年間増加度(PSAV)の意義は確立されていない。
- 適応
- 小線源療法(LDR-IGBT)
- 禁忌:前立腺が大きい、前立腺症状スコアが高い(IPSS>20)、重度糖尿病
- 退出基準:体内残存放射能が1,300MBq以下、体表から1mで1.8μSv/時/cm2以下
線源脱落の確認のため1日以上たってから - 1年以内の死亡では前立腺ごと線源を取り出すことが勧告されている。
- PSA再発率
低リスク:手術と同等
中~高リスク:手術より低い(手術よりよい!ただしOSの優位性は不明!)
腎癌
- 出題は直近5年で3回(2018-46, 2019-49, 2021-48)
- 最近定位照射が保険適応となった。
(がん・放射線治療2017では保険適応外されている。過去問解く際注意!) - α/β低いので通常照射で治療困難!
- 呼吸性移動の平均が1.1~1.3cm
膀胱癌/尿管癌
- 出題は直近5年で6回(2017-49/52, 2018-47/48, 2019-46, 2020-36,)
- 非浸潤性膀胱癌
- 手術+薬物療法(抗がん剤、BCG)。
- 浸潤性膀胱癌
- 膀胱全摘除術が基本
- 放射線療法+化学療法+TURBTによる膀胱温存で手術に劣らない5年OS。
- 尿管癌
- CTV:腎盂~尿管開口部。
- シスプラチン併用で生存率改善。
精巣腫瘍
- 出題は直近5年で3回(2017-48, 2020-37, 2021-47)
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